業績は人を救わないと知っている

焦って仕事をしていてもやがては求めるだけの成果が得られない。
仕事を続ける割には能率が落ちて、成果が上がらなくなる。

自然と接しているときに心の中に焦りがあるかもしれない。
しかしそれこそが明日につながる。

今のままの生き方ではどんなに頑張っても、最後は虚しい。
これだけ頑張っても後には何も残らない。

それでも頭で「富や名声では幸せにはなれない」と
自分に言い聞かせることは大切である。

体がボロボロになっている。胃腸の調子が悪い。
肝臓の数値が悪い。血圧が高い。

それでも多くのビジネスパーソンは、体にダメージを与えながら、
仕事で業績を上げようと頑張る。

そしてさらに体をボロボロにする。
そんなとき、業績は自分を救わないと頭で分かって自分に言い聞かせるのと、
頭でも分かっていないのとでは違う。

業績を上げることは明日につながらない。休むことは明日につながる。
そう分かって自分に言い聞かせるのと、分かっていないのとでは違う。

例えば「この水に毒が入っている」と疑った人を想像してみる。
その水を替えるだろう。

しかし替えた水を見てまた同じように「この水には毒が入っている」と
疑わないだろうか。

水が何回替わっても、それを見る心が同じならいつも
「この水には毒が入っている」と疑うに違いない。