人生に疲れた時は成長するための一里塚

あなたは休まないで頑張り続けてきた。今はその分休む時なのである。
今あなたは休むことで次の幸せの時代を準備しているのである。

休んでいることが次のエネルギッシュな時代の準備をしているのだと
いうことを忘れてはいけない。

きっと春がくる。それまで休む。

今の疲れはあなたのこれからの人生にとって無駄ではない。
今のこの生きることに疲れた状態は、自分の人生の中で必要なトラブルと思えばいい。

そして、何故このトラブルが起きたのか、自分の生き方のどこに
間違いがあったのか考え、このトラブルから学ぶことである。

パニックになるような問題というのは、実は長い人生を考えれば
本当は悪いことではない。悪いと思うから心が重く逃げ出したくなる。

大変なことが起きたと思った時は、今までの垢を落とす時なのである。
休んで反省する格好の条件が整った時なのである。

生きることに疲れた時は、成長するための一里塚である。
だから一呼吸してから、今までの自分の行動を振り返ってみる。

「そういえば、自分は勇気をもって断ったことがなかった」
「考えてみれば人に見せるばかりで、自分のために生きてこなかったのではないか」
とか色々と思い浮かぶことが出てくるはずである。

あるいは、自分は何故あそこまで必死で働いたのかということも
反省してみると色々と問題のあることに気がついてくるだろう。

「自分では真面目に働くことを立派と思っていたけれども、単に認めて
もらいたい気持ちが強かっただけのことではないか」

「不安だからそれから目を逸らすために人以上に働いただけではなかったか」
とか、色々思い当たることがあるのではないだろうか。

そうしたことの積み重ねが、今のトラブルの原因なのである。
今のトラブルは、あなたの長い人生に無駄にはならない。

今頑張っても、もう実りはない。努力の成果は期待できない。
今尽くしても尽くす人を間違えるだけである。

今は人の期待に応えようとしても、逆に傷つくだけである。
今は人の期待に応えないで休む時である。

ただ景色を見ていればいい。それでいい。