自分は何を求めて生きているのかはっきりさせる
争うことで時という貴重な財産を失うこともあるが、
また戦うことを通して信頼できる人は誰かということを見つけることも出来る。
人と争っているときには自分は今何を失い、何を得ているのかと
いうことを忘れてはならない。
人と戦う中で信頼できる友人を見つけることも出来る。
また表面いいことを言っていたが実際には信用出来ない人が誰であるかも分かる。
戦いの中で自分が得ているものを忘れて、戦いに負けたことに
腹を立てても滑稽である。
怒りを持っている者は、時に自分が得ているものを忘れる。
自分は何が欲しいのか、それをはっきりさせておかなければ
人生では腹の立つことが多い。
自分は人と信頼しあって生きることを求めているのか、それとも
お金を得ること、財産をつくることを求めて生きているのか、
それを自分にはっきりさせることである。
色々な争いごとで腹を立てることが人の常である。
色々な争いごとに巻き込まれて腹を立てたり、人を恨んだりもする。
しかし年をとるにしたがって、憎んだり怒ったりということが少なくなる人もいる。
それは年をとったということだけが原因ではなく、争いごとに巻き込まれた時に、
いつも自分は何を求めて人生を生きているのだということを
自分にはっきりさせているからである。
争いごと、そのことで負けても、その争いごとを通して
あの人は信用できるというような人を得られればそれは大きく見て勝利である。
長い人生からの視点、人生の意味というような視点から見れば、
その争い、そのことに負けても、もっと大きな世界では勝っていると
いうことはこの世の中にはたくさんある。