心が弾んでいるときには、与えることができる

子供が好きなものを見つけるために、無駄をすることができるのが親の愛情である。
「良い子」の親は、ムダが損だと思っている。

「自然な子」の親は、ムダが損だとは思っていないから、子供を自然に育てられる。
例えば、「これも食べてごらん、あれも食べてごらん」と色々と食べさせてみる。

その結果、子供は好きなものを見つけることができる。
子供を自然に育てる親は、ムダと思っても、あるいはムダにしても、お菓子を
色々与えて味を分からせる。

人は、心が弾んでいる時には、与えることができる。「良い子」の母親は、心が弾んでいない。
親が満足していれば、子供がムダに食べた時に許せる。「良い子」の母親は、
「食べ過ぎてはいけない」と言う。そしてお行儀が悪いと叱る。しかも一個しか与えない。

人は安心している時には、外に興味がいく。そして好きなものを見つけることができる。
子供も同じである。何となく不安な時、あるいは自分が病気になるのではないかと
不安な時には、好きなものを見つけるどころではない。