「私は不運」と言い続けても幸運は来ない
甘えた人はどうしても人を恨む。こうして欲しいという気持ちが強いから恨みが出てくる。
こうして欲しいというように人はしてくれない。そこで人を恨むことになる。
自分の不運を恨んでいるかぎり幸運は来ない。
自分が人に何かをしてあげるようになってはじめて、
人に何かをしてもらったことに感謝をするようになる。
人に何かをしてあげることで「何かをしてあげること」が
こんなにも大変なことだとわかる。
自分がお金を稼ぐようになってはじめてお金のありがたさがわかるように、
人に対して何かをしてあげることで人に感謝をするようになる。
しかし、甘えた人は人から何かをしてもらうことばかり期待していて、
実際に自分が人に何かをしてあげることがない。
その結果、つねに不満で人を恨んでいる。
自分は運が悪いと決めつけたら、なかなか幸運の人になれない。
自分は不運だと思ったら生きるエネルギーを失ってしまうからである。
もし努力をしないで甘えているだけではなく、本当に本気で
自分は不運と思ったら、自分の立場を変えることである。
離婚をすることから始まって、職を変える、仲間を変えるなど、
自分の環境を変えることである。
同じ場所にいて「私は不運」と言い続けても幸運は来ない。
「この水の中に毒がある」と言いながら、
その水を飲み続けているようなものだからである。