心は焦っているから、エネルギーは消耗し続けている
自然に湧き出てくる成長したいというエネルギーで仕事をしていないと
長続きしない。うつ病になった人のように意識的な努力で頑張っている人は
いつか力尽きる。
初めのうちは意識的な努力で頑張れるが、やがて何をするのも億劫になる。
やろうとするのだけれどもできない時が来る。
やらなければならないと思う「それ」をするエネルギーが湧いてこない。
努力が自然ではなく意識的だから、ちょっとした努力が常に莫大な
エネルギーを消耗させる。そして努力に継続性がない。
一貫してあることに努力することができない。
要するに、うつ病的な人には心のゆとりがない。遊びがない。
だから息が詰まる。張りっぱなしの弦のようにいつかは切れてしまう。
うつ病的な人は、内的なエネルギーがないからやがて燃え尽きる。
生きるエネルギーを得るために、仕事や運動ではなく、休息や睡眠を増やせば
いいのだが、それができない。
何もしないでいても休めていない。何もしていないのに休養になっていない。
何もしていないが心は焦っているから、エネルギーは消耗し続けている。
休んでいても「こんなことをしている場合ではない」と焦ってしまう。
心が健康な人は、疲れた時には休める。