どうにもならなくなったとき挫折は起きる

小学校のときにすませる勉強をすませないで中学校に行く。
中学校でやっている勉強が分からない。

そのまま高校に行く。また、していることが分からない。
どんなに授業が分からなくても社会的には高校生である。

現実の世界には落第があるが、心理的世界には落第がない。
もし落第があれば誰でもまだ満足させていない欲求を満足させることができる。

しかし見えない心の世界では落第がないから、その人が今どの段階に
いるかが分からない。そして何とか学校を卒業して社会的に
生活できるところまで進んでしまった。
何とか格好つけるのも限界に近くなる。

実際の自分を隠して格好をつけることばかりにエネルギーを使って
生きてきて、疲れ果ててしまった。

そしてどうにもならなくなったときに挫折が起きる。
それがうつ病であり、ノイローゼである。