幸せか不幸せかを決めるのは、事実ではなく心である

愛情飢餓感の強い人は、常に愛されることだけを求めている。
いつでもどこでも自分が中心でないと気が済まない。

常に人から愛の言葉を聞きたがっている。
そういう人は、どんなに社会的・経済的に恵まれていても、不幸である。

同じような収入で、同じような家に住んでいて、同じような学歴で、
同じような家族がいても、愛情飢餓感の強い人は常に、「ない」ほうに注意がいく。

若い頃から「自分にはあの人のように体力がない」と嘆く。
ある人は「恋人がいない」と嘆く。

無意識の領域において、無限の受容を求めている場合には、幸せな人と
全く同じ状態で生きていても幸せになれない。

幸せを感じられるかどうかは、取り巻く社会的・経済的状態よりも、心に
幸せを感じる能力があるかどうかである。

幸せを感じる能力とは、過去の心理的課題を解決できている人の能力である。
心の葛藤がないことである。