動物的な勘の衰え
人生が八方塞がりになったら、深刻に反省すべきことがある。
それは、あなたの動物的感覚がひどく衰えていることである。
あなたは知識があるかもしれない、技術があるかもしれない、
力があるかもしれない、もしかしたらお金を名誉もあるかもしれない。
しかし動物的な感覚が衰えている。生きるエネルギーがない。
そして動物的感覚が衰えている以上、まず間違いなく人生につまずく。
生きることが苦しくなり、八方塞がりになる。
生きてることが楽しくない、辛いことばかりになる。
消耗し、生きていることの無意味感に悩まされる。
人生につまずくとは、とんでもない間違った生き方を始めるということである。
肉食動物が、草だけを食べて死ぬような生き方である。
生きるエネルギーを失うと、何が自分に望ましいかが分からなくなる。
動物的感覚が衰えると、どの人が毒のある人か、どの人が誠意ある人かが
嗅ぎ分けられなくなる。
動物的感覚が衰えているから、毒のある人をいい人と思ってしまうのである。
動物的感覚が衰えていなければ、この人癖のある嫌な人だなーと感じるところを
なんとなく魅力を感じてひかれてしまう。
動物的感覚が衰えていなければ避ける人に、逆に魅力を感じてしまう。
そうして生きているから、なんだか知らないけれども、色々なことが
うまくいかなくなる。
どこで間違ったか分からないが、とにかく生きづらくなる。