エネルギーがないと遅い回復のスピードに耐えられない

世の中にはやつれ果てた人がたくさんいる。
その中には自分に責任がある人も多いだろう。

しかし中にはずるい人に騙されて、どうしようもなく月日を
憎しみの感情で過ごし、やつれてしまった人も多い。

質の悪い人に騙されてやつれてしまった人は、なかなか元気な姿には戻らない。
多くの場合、一気に回復しようとしてさらに傷を深める。

一旦、心身共にやつれてくると順調な回復が難しい。
回復するスピードとは、本来、徐々に徐々にである。

その牛の歩みのような進み具合に、エネルギーのない人は耐えられない。
一気に回復することを期待する。一発勝負を狙う。
そしてさらに落ち込んでいく。

地獄の中でも少しずつ良い方向に向かっていることがある。
しかし心身ともに疲れた人は、少しずつという歩みに耐えられない。

牛の歩みといえども、良い方に少しずつ動いてはいるのだが、
それに耐えられない。

今があまりにも辛いから、遅い回復のスピードに耐えられないのである。
物事の進み具合の遅いことに耐えられなくなっている時は、
エネルギーを失っている時である。

多くの場合、一気に回復しようと無理をして、さらに傷を深くする。
この種の人を救う方法はない。そのことをきちんと認識しなければならない。

「あの時に、もう少し相手をきちんと調べておけばよかった」と
後悔しても後の祭りである。その一瞬がその人の人生を地獄に突き落とす。

地獄に突き落とされた人は、そういうずるい人はさぞかし心が
痛んでいるであろうと思っているかもしれない。

しかし心の痛むような人は、もともと人を地獄に突き落とすことはしない。
騙す人は、人を地獄に突き落とすごとに喜びを感じて、
自分に自信をつけているのである。

ずるい人というのは、人の心がないと思った方が良い。