心の中がつねに怒りに満ちている

長い間努力しても幸せになれない人は、自分の不幸の原因を間違って解釈している。
心の葛藤から来る苦しみと、現実の苦しみを関連づけることは間違い。
不幸な人が解決しなければならないのは、心の葛藤。

無力と依存性は人間の宿命。
この依存心を乗り越えない限り、人はどんな生活をしても幸せにはなれない。
どんなに現実の苦しみがなくなっても、心に葛藤を抱えている人は幸せにはなれない。

お金持ちが自殺する。権力者がアルコ-ル依存症になる。
超エリートがうつ病になる。

普通の人からすれば、これらの人には現実の苦しみはないようにみえる。
でも苦しい。

世の中には、何をしても幸せな人もいれば、何をしても不愉快でしょうがないという人もいる。

何かわからないけど、いつも不愉快で腹が立つ。
そこで周りのことにかこつけて怒りを表わす。

しかし本当の原因は、その怒っている対象そのことにあるわけではない。
その人の心の中がつねに怒りに満ちているから、その個々の起きていることに
かこつけて、怒りを吐き出しているだけである。

依存心が異常に強くて何でもかんでも人にやってもらおうとすれば、
毎日が不満である。腹が立つことばかりである。

なぜなら人は、何でもかんでもやってはくれないから。

生きているだけで楽しい人と、生きていること自体が不満な人といる。
生きることが復讐になっている人と、生きることが感謝になっている人といる。

生きることが復讐になってしまった人は、なぜ自分は生きることが
復讐になってしまったか?を分析する。

それが、やるべきことの優先順位は一番である。