人はそれぞれ個性が違う
ある一人の人から批判されると、皆から批判されているかのように
錯覚する人がいる。
また逆に、ある一人の人から賞賛されると、皆から賞賛されているように
錯覚する人がいる。
そのように錯覚する人は、一人一人の人が違うということが実感されていない。
あることを企画すれば、それに賛成する人もいるし、反対する人もいる。
あることをすれば、それを誉める人もいるし、批判する人もいる。
あることをすれば、それに感謝する人もいるし、反感を示す人もいる。
同じ所に行っても、不平を言う人と、良かったなと言う人がいる。
別に個性や趣味が違うというのではない。
とにかく一方は、良いところを見ようとし、そこから何かを得ようとする。
逆に他方は、そこの場所の不愉快なところばかりを見て文句を言う。
これは趣味や性格以前の問題である。
そのことは、一人一人と接していれば分かる。
一人一人の人と接していれば、人はそれぞれ違うということが分かる。
ある人はひねくれているし、別の人は素直である。
それぞれ個性が違う。
ある人は自己中心的で人の立場を理解できないし、別の人は他人の苦労を
理解できる。
ある人は何かにつけて文句ばかり言うし、別の人は何かにつけて協力する。