あなたを苦しめているのはあなた自身
小さい頃、体の調子が悪い時に、親から不機嫌な顔をされた。周囲の人からも
「何も手伝わなくて、困るな」と叱られた。
小さい時、体の調子が悪い時に大切にされた人と、嫌がられた人とでは、
体の調子が悪いことについての感情的記憶が全く違う。
その結果、体の調子が悪いことについての反応は、人によって全く違う。
胃の調子が悪いという事実は、様々な仕方で人を刺激する。
ある人からは様々な不快な体験を引き出してくる。
小さい頃、病気になった時に、母親から大切にされたあたたかい記憶がある人がいる。
病気とともに、その人の中にあたたかい記憶が蓄積されていく。
逆に嫌な顔をされて辛かった人もいる。病気とともにその人の中に、辛い記憶が蓄積されていく。
したがって、不幸を受け入れやすい人もいれば、不幸を受け入れ難い人もいる。
「自分は不幸を受け入れ難い」と思ったら、どう考えればよいのか。
胃の調子が悪いということで、自分は今苦しんでいるのではない。
胃の調子が悪いということを使って、自分で自分を苦しめているのだということを
まず自覚することである。
何も起きていないのに、独りで悩んでいる人がいる。
それは小さい頃に何かあると、それは全て自分の責任にされて、親からもの凄く嫌な顔をされた。
だから何も起きていなくても、「起きたらどうしよう」と怖いのである。
何度も何度も繰り返し、「今、怖いことなど何もない」と言い聞かせるのである。
過去の嫌な人達とはもう、別れよう。