弱点を過剰に意識してしまう
自分の肉体的、知的な弱点を相手に対して恥ずかしいと感じない関係が、安らかな関係である。
そういう関係においてこそ、人は心理的に成長できる。
弱点を恥ずかしいと感じないということと、弱点があることを否定することとは違う。
自分の弱点を自分で認めることが必要なのである。自分の弱点を自分に隠してはいけない。
しかし、その弱点が相手との関係でさらけ出されても、相手に対して気がひけないような関係が
心理的成長には大切なのである。
また、自分の弱点が表れてしまうのではないかと不安になることのない関係の中で、
人は自分の潜在的能力を十分に発揮することができる。
自分の欠点や弱点を過剰に意識してしまう人は、自分の弱点に無頓着な人と付き合うのが良い。
自分の弱点を恥じている人にとって、心安らかな付き合いができるのは、自分の弱点に
無頓着な人だからである。
自信のない人は、小さい頃から、色々な形で心理的に操作されてきているのである。