自分の弱さを表現できる

燃え尽きることから自分を救うためには親しさを培うことであろう。
親しさとは、弱さを出せることである。

人当たりがいい、愛想がいい、ということは演じていることである。
演技が無理になったこところで挫折する。

つまり、うつ病とか無気力とかノイローゼとかになる。
感じたことを表現できない。自分を出せない。

嫌いだけれど嫌いと言えない。こういう場合、お互いに愛想がよくても親しくはない。
嫌いと言っても捨てられない。イヤなことをイヤと言っても関係が切れない。
そう感じていることを親しいという。

ホントのことを言っても相手は傷つかない。逆に相手が自分をけなしても
自分のことを好きだと知っている。それが親しさ。

相手が何かを話している。その話題に関心がない。
そのときに、私は関心がないという顔をしながら聞けること。それが親しさ。
もちろん状況によっては、それが社会性がないということになる。

例えば、風邪だから休みたいと上司に言えない。それは親しい関係ではない。
頼まれたことを断れない。それは親しい関係ではない。
自由に話しているとき、人は心が触れ合っている。

親しさを培うことで、なぜ燃え尽きを防衛できるかというと、
親しい人の前では、弱点が表われることを過剰に気にしないからである。

親しい人とは、実は自分の力を十分に発揮させてくれる人なのである。
他の人の前ではできないことでも、その人の前ではできる、という人が、
親しい人ということである。