真の喜びから遮断されている
人と協力すること、或いは人のために働くということ、それらのことは神経症者に
とっては損なことなのである。この様なことをしているときには時間とエネルギーの
無駄をしているように感じてイライラする。
人と協力するということと、或いは人のために働くということ、それらのことは、
自分の心理的葛藤を解決してくれるように見える名誉とかお金とかの獲得となんら
関係ないどころか、それらの物を獲得することの妨害になるように感じる。
そこでそのようなことをするとイライラするのである。
しかしだからこそ生きることの真の喜びから遮断されてしまうのである。
人と協力するということ、或いは人のために働くということ、それらのことが生きる目標に
なったときに初めて、眠れないとか、食欲がないとか、体の調子がおかしいとか、
ということから解放されるのである。