子供時代の大切さ

人が病むか病まないか、情緒が安定するか不安定かは
子供の頃の親との関係で大体決まる。

味覚は大人になり初めて口にする食べ物でも、美味しい、美味しくないは
自分で判断できる。

しかし、対人関係の心理的な感覚は子供の頃周囲にいる人、特に親、
家族を自分の中でモデルケースとして作りあげる。

子供の頃周囲に、優しい人、心が温かい人がいなかった子供は、
大人になっても、優しい人や心が温かい人というのが分からない。

子供の頃、心理的に親に甘えられなかった子供は、大人になっても、人に甘えられない。

甘えられなかった分、甘えの欲求が大人になっても消えない。
子供の心のまま、外見だけ大人になり、仕事、子育て等、責任を負わされ
どうしようもなくなり逃げる。子供は本来無責任なものだから。

愛されて育ってないから子供の愛し方が分からない。
子供にどうやって接したら良いか分からない。

いつも真面目でいれば人の好意を得られると思い、素の自分を出せない。
素の自分を出せないから表面的な付き合いに終わる。
恋人にしろ、配偶者にしろ、深い部分で交われない。

「死ね!クソババアー」とか言って親と喧嘩する子供の方が情緒は安定した
大人になる。

文句も言わず、親の言いなりになって良いフリをした子供は
大人になり人生のどこかで行き詰る。