明日の仕事そのものより、明日の仕事の結果に不安になっている
自分は何故、明日のことがそんなに心配なのか、考えてみることである。
その心配の核の所に、他人が自分をどう評価するかということが
入っているのではないだろうか。
明日の仕事をうまくやらなければ自分の評価を落とすのではないか
という恐れが、心配の核にあるに違いない。
だからこそ、眠ろう眠ろうとしても眠れないのである。
眠ろう眠ろうとして眠れないときには、たいていその人の関心が
否定的なほうに向いている。
建設的なほうに関心が向いていれば、眠れるものである。
勝とうとする積極的な意志を失うと、負けたらどうしようという不安や
恐怖に心は食い荒される。
明日の仕事が忙しいから眠れないのではない。
明日の仕事の結果が心配だから眠れないのである。
明日の仕事は、今夜ぐっすり眠って快調な体でなければ
大変だと一人で思い込んでいるだけかもしれない。
戦う前から尻込みしているのである。
明日になったらなったで、案外やりおおせるものである。
「こうなったら大変だ」と思い込んでいるだけなのである。
「今夜眠れなかったら大変だ」と思い込んでいるだけなのである。
そう思い込むことで疲れているのである。
ストレスや不安でエネルギーを使い、ストレスや不安で眠れない。
決して明日の仕事そのものが大変なのではなく、その仕事との
取り組み方が問題なのである。
明日の仕事のことを考えているなら眠れないことはない。