自分の怖れには何の根拠もないと気づくことである
否定的なイメージを解消するということは、なぜ、
否定的なイメージを持ったかを考えてみることである。
そこには何の根拠もない。
権威主義的な親が、単に親自身の都合で子供に従順を強いただけである。
それ以後、従順な人の周りには搾取タイプの人が集まった。
学生の時も、社会人になってからも、周りには搾取タイプの人が集まってきた。
子供は、何の理由もなく「お前はダメな人間である」という
メッセージを受け入れてしまった。
この時に長い人生でモラルハラスメントの被害者になる土台ができた。
今、自分は何の根拠もない自分のイメージに苦しんでいるのだということを、
自分に明確にするのである。
自分は従順に生きなければいけないという美徳を心の底に持っているから、
ずるい人と対立できないのである。
そして搾取タイプの人と対立することにものすごい罪の意識を持つ。
そしてそのストレスから夜も眠れなくなり、心身ともに消耗していく。
幼い頃から不当なことにも逆らってはいけないという心理を
たたきこまれている。
自分の怖れには何の根拠もないのだと気づき、それを払拭する。
戦いはその機会である。
モラルハラスメントの加害者との戦いは、今までの過去を清算する機会である。
過去の清算は難しい。
幼い頃からの人間環境が今のその人のパーソナリティーを作っている。
しかし、今の戦いはその過去から解放される機会である。
それが搾取タイプの人と戦うということである。
とにかく搾取タイプの人と縁を切る。