「あの人は偉い」と見た自分の価値観そのものが歪んでいる

自分はある人物を尊敬した。素晴らしく有能だと思った。
そこで、その人の言うことを信じて行動して失敗した。

この時、「世の中はそんなに甘くない」と考えるのでは、
消極的な生き方になってしまうだろう。

そもそも、自分に人を見る眼がなかったのではないか、
人の見方が間違っていたのではないか、
ある点で有能ということにとらわれて、その人全体を見る力に
欠けていたのではないか、というような反省が必要なのである。

その失敗によって、今まで見えなかったものが見えてきたというのであれば、
その失敗は長い人生の中では決してマイナスではない。

時の流れに乗っているから仕事ができているのに、その人の実力だけで
仕事が出来ていると判断してしまうこともある。

そんな人と組んで仕事をして失敗したのであれば、やはり自分の
人物を見る眼がなかったのであり、時の流れに眼を奪われていた
自分でしかなかったのである。

時には、ある人の知識に眼を奪われてしまうことがある。
そして、その人の言う通りにして失敗することもある。

しかし、それは自分が知識ということを不当に重大視していたためであろう。
知識も大切だが、決断力、実行力といったものの価値が分からないで、
人を評価していた自分の愚かさを反省することである。

失敗した時、「あんな知識のある人の言う通りにして失敗した。
ああ世の中は甘くない」だけでは、失敗から何も学ばなかったどころか、
失敗によって、自分をさらに臆病な人間にしてしまうことになる。

世の中を動かしているものは一体何かということについて、
自分の無知を反省してこそ、その失敗は成功へのステップとなる。