カウンセリング

「良い子」になることで逃げてきた

2019.01.23

与えられたのは、求めていない愛という名の干渉だった

うつ病者はやればできるのに、しない。普通の人は、そう不思議がる。
それは、まず愛情が欲しいからである。

赤ん坊があやしてくれていたお母さんから、強制的に離されたらどうなるか。
赤ん坊は泣くだけで、やればできることでも、しない。

やればできることをしない大人も同じことである。
それをすれば困難を乗り越えられて幸せになれる。

その力がその人にはある。しかしそれをしない。
食べさせてもらう。自分が食べていくという姿勢がない。

それは愛情を求めたけれども、求めた愛情を得られなかったからである。
与えられたのは、求めていない愛情ばかりだった。
ただ干渉されただけであった。

うつ病者は、その時その時の心理的課題を解決しないで、
良い子になることで逃げてきた。
だから受け身。立ち向かわない。

それは、今まで自分の弱みを出せる場所がなかったからである。
本当の自分でない自分になることを、周囲の世界から強制されたから。

助けてもらおう、思ってもらおう、やってもらう。
誰かが教えてくれるだろう。自分で学ぼうがない。

自分の受け身の姿勢の原因を意識化し、解明し、それを乗り越える努力をする。
「なぜ?」と考えることが幸せにつながるのは、それで現実に直面するからである。

現実否認の人には「なぜ?」がない。
ここで恐ろしいのは、「なぜ?」といったん現実に直面しても、
そこでまた他人に責任転嫁したりして逃げることである。

あるいは、自分を責めたりして単に立派な自分を演じてしまうことである。
「なぜ?」と考えながらも、またそこで横道にそれる。

決して受け身になった自分を責めてはいかない。
受け身の人は、理由があって受け身の人間になったのである。

人はやる気のなさを隠すために自分を責める。
自分を責めていれば、努力しないで立派な人になれた気がする。

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