私生活をなおざりにすると情緒不安定になりやすい

ある奥さんは子供と家族団らんをしているときに幸せを感じるという。
しかし夫はそんなときに無駄な時間を過ごしていると感じ、焦りを感じる。

するとこのイライラすることが彼女の理解を超える。
人生にはバランス感覚が必要である。仕事と家庭、そして趣味と付き合い。

心理的に健康な人は自然とバランスのとれた生活をする。わーい(嬉しい顔)
そしてそのようなバランスのある生活を相手にも求める。

 

しかしそのバランスのとれた生活が、彼にとってはいらだちの原因なのである。
バランスのとれた生活をするよりも、彼にとって大切なのは
他人に優越することである。グッド(上向き矢印)

すると周囲と調和がとれないので、彼はいっそう孤立していく。
次から次へと現われる周囲とのトラブルや困難の原因は、じつは彼が現実と
対立する期待を持ち、それを実現しようと固執していることにある。ちっ(怒った顔)

 

しかし、彼はそれに気がつかない。ふらふら
それに気がつかないから、彼は自分の人生が困難に満ちていることを嘆く。

周囲の人間が自分の目標達成に協力してくれないことに不満になる。
自分が利己的なのに、逆に周囲の人が親切でないと解釈して不満になる。

彼の人生そのものが他人の人生と違って困難に満ちているのではなく、
彼の現実無視の姿勢が困難を生み出しているのである。どんっ(衝撃)

 

現実にふさわしい期待を持てば、彼の人生は困難に満ちたりはしない。
周囲とのトラブルも激減する。

彼が自分は他人と同じであってはいけないと勝手に思ったことが、
困難の原因である。