メンタルヘルス 具体例

男性Bさん 30代 無職

簡単なプロフ・・
大学卒業後、大手企業に就職するも人間関係のトラブルで退職。
その後、数度転職するも長続きせず。

納音・・釵釧金
見栄、虚勢を張る人が多く人の話を聞く謙虚さが大切。
男性の場合、罪を犯し刑罰を受ける人が最も多い星。

命式・・食傷星が太過。印星がない→人の話を聞かない。

通院歴・・
通院していたが良くなったと思い、自分の判断で通院を止めていた。
心に変調を感じ、別の病院へ行くと精神疾患と診断され通院中。

災難・・
家が火事になる。「水」が太過しており家の近くに川がたくさんあったの
が原因の一つと推測される。この火事を機に一家離散。

彼に対しては伝えているのは「自分を受け入れる」大切さ。
以下、お読みください。

数か月ぶりにカウンセリングした人から連絡が入った。
近況報告と相談であった。

「久しぶりだね。元気にしてた?」
「はい。罪を犯し留置所と拘置所に入ってました。」

私は特に驚くことはなかった。
なぜなら、悪い方向へ進む可能性はあると感じていたからだ。

因みに罪とは万引き。パン1個から始まり、数年に渡り
罪を重ねたため罰金刑では済まず、今回の事態となった。
万引きが軽い罪だと思っていた事自体認識が甘い。

本人に良い方向へ進もうと強い意志がない限り、
何を言っても無駄であろうと思っていた。

相談内容は
「保護司の方から施設への入居を勧められておりどうすべきか?」

聞いてくる時点で、入居したくないのであろうとすぐに分かった。
次にこう言った。

「そこへ行くと堕ちたような気がする。」

私は諭した。
「留置所や拘置所でも普通の人は行かない。今でも十分堕ちている。
それを自覚しなさい。誰に見栄や虚勢をはっているのですか?
そういう姿勢だから家族が家を出ていき戻ってこないのです。
堕ちている所まで堕ちたんだと自分を受け入れないといけない。」

自分を受け入れ自覚出来た時に新たな人生の幕が開くであろう。