心の苦しみを持っている人は、現実の苦しみを耐える力が不足している
病気で幸せな人もいるし、健康で不幸な人もいる。
貧乏で幸せな人もいるし、お金持ちで不幸な人もいる。
離婚して幸せな人もいるし、不幸な人もいる。
結婚していて幸せな人もいるし、不幸な人もいる。
苦しみには現実の苦しみと心の苦しみの二つがあり、
現実の苦しみと心の苦しみとは違うということを理解しないと、
苦しみに対する対応を間違える。
自分が感じている苦しみの原因を、全く違って解釈している人は多い。
努力しても幸せになれない人は、自分の不幸の原因を間違って
解釈していることが多い。
心の葛藤からくる苦しみと、現実の苦しみを関連づけることは間違い。
心の苦しみを持っている人は、現実の苦しみを耐える力が不足している。
したがって現実の苦しみから、何か問題を起こしやすい。
しかし不幸は、心の葛藤があることが原因である。
幸せは心の葛藤の不在。
それを現実の苦しみと関係させて説明したことが間違い。
家族がいて幸せな人もいるし、不幸な人もいる。
子供がいて幸せな人もいるし、不幸な人もいる。
子供が嫌いな親は、家族と一緒に居ても幸せではない。
恋人がいて幸せな人もいるし、不幸な人もいる。
恋愛をしていて、不幸な人はたくさんいる。
恋人と一緒にいるのにいつもイライラしている。
恋人と楽しい時間を過ごしているのではなく、いつも人をけなしている。
心の不安定さに苦しみながら、暗い顔をして話題はいつも人の悪口。
とにかくいつも機嫌が悪い。
不機嫌な人が恋愛をしても、幸せな恋愛とはいえない。
それなのになぜ人は、恋愛すると幸せで、失恋すると不幸と考えたのだろうか。