嫌いなことで頑張りすぎていませんか?

燃え尽きる人は皆、嫌いな分野や自分に適していない分野で頑張りすぎて燃え尽きるのである。

一度自分には本当に好きと嫌いの感情があるのかを考えてみることである。
自分は犬が好きで猫が嫌いだとか、自分は都会は好きだけれど田舎が
嫌いかとか、自分はあの料理は好きだけどこの料理は嫌いだとか、
何でもいい、とにかく好き嫌いの感情があるかどうかを真剣に考えることである。

自分は誰にでもいい顔をしてしまう八方美人だと気がついたら、
自分は今危険な状態にあるということをまずしっかりと認識することである。

仕事も同じである。
どんな種類の仕事でも同じように頑張ってしまうと気がついたら、
自分は今危険な状態にあると思わなければならない。

今自分の乗ったボートは滝の近くまで来ていると考えた方がよい。
このまま行けば滝の上に来てそのまま激流とともに滝の下に落ちてしまう。

まず認識することは「自分は今心理的に病人なのだ」ということである。
好きと嫌いの感情を失っているということは、心に問題を抱えているということである。

それは重大な感情を抑圧しているということである。
つまり自分にとって重大な感情を自分に隠している。

意識と無意識の間に大きなギャップがある。
現実の世の中で生きていく以上嫌いなことはしないという訳にはいかない。

嫌いなことも義務としてきちんと果たさなければならないときもある。
問題は嫌いなことと好きなことが分からなくて、嫌いなことで
頑張りすぎるということである。

では何故嫌いなことで頑張りすぎるのか?

それは人から評価してもらいたいからである。認めてもらいたいからである。
もしかするとあなたは「全て嫌い」と言った方が正しいかも知れない。
しかし「嫌い」という意識もない。それは好きなことがないからである。