心の中を変えないと同じ悩みは出てくる
悔しくて眠れない人は、今の自分では嫌だと考えている。
もっと自分の思うように事が運ばなければイヤなのである。
例えば、自分が美人になりたいと願っていれば願っているほど、
不美人と罵られたときの心の傷は大きい。
自分を不美人と罵った人を許せない。
誰よりも美人になりたいという願いをもっていれば、
普通の女性よりも傷つく機会も多いだろう。
しかし、何も美人だけが女性の価値ではない。
それなのに女性の価値は美人という価値観を自分でつくって、
そして自分で自分の首を絞めている。
自分の価値観で自分を苦しめている。人間のこだわりというのは怖い。
歌が上手くなりたい。それなのに歌をけなされる。そして傷つく。
ある女優は才能をけなされ、ノイローゼになった。
女優としてのプライドを捨てれば、ノイローゼにはならなかった。
それなのに、彼女は女優を捨てられなかった。
しかし、女優として生きることだけが人生ではない。
また、整形して美人になった人の中には、容姿にだけとらわれて
心の中では何も解決せずに、外側だけを整えたという人もいる。
整形して自分は理想の女になっていると思いたくとも、
心の中が変わらないとまた同じ悩みが出てくる。
視野が広くならない限り整形しても、また同じような悩みが出てくる。
悩みを心の中で解決したときに、はじめて心が軽くなり元気になる。
何かが欠けているからこそ素晴らしい。欠けているからこそ、それを補おうとして生きる。
そう生きることで人生に意味が出てくる。