人を愛せないし、好きなことも見つからない

たとえば、あなたが太っているということで劣等感を持っていたとする。
しかし、極端に太っているのが、極端に痩せたとしても、あなたの劣等感には
なんの変化もない。

しかし、あなたのパーソナリティーが少し成熟したり、少し心に変化があれば、
体重はそのままでも劣等感のほうは劇的に変化をする。

自信とか劣等感は事実の問題ではなく、心の成長の問題なのである。
このことが分かってくれば、あなたの幸せ度は劇的に変化することが期待できる。

どんなに有能でも劣等感に苦しんでいる人はいる。
どんなに社会的に成功しても劣等感に苦しんでいる人はいる。

劣等感はその人の心の成長の問題であり、パーソナリティーの成熟の問題である。
そしてそれは同時に人間関係がうまくいかない原因でもある。

劣等感が強いと人を愛せないし、好きなことも見つからない。
したがって好きなことができない。

このように劣等感の強い人は生き方を間違える。
しかし、劣等感が強いままでいいから、なんとか自己実現への第一歩を
踏み出せば、状況は少しずつ変わる。