嫌がらせをする人は、不安な人なのである

他人から様々な嫌がらせを受ける。その時に多くの人は、生きるのが嫌になる。
心理的に腐る。自分は人間関係に恵まれないと嘆く。
なんでどこへ行っても、こんなに嫌な人ばかりに出会うのだと思う。

職場でも住んでいる所でも、敵意ある攻撃性を持った嫌な人ばかりに出会う。
しかし、その時に多くの人は、嫌がらせをする人を間違って恐れる。

確かに嫌がらせをされれば現実の生活では困る。
しかし、嫌がらせをする人を必ずしも恐れる人要はない。

嫌がらせをする人は、不安な人なのである。
自分の劣等性を受け入れられない不幸な人である。
あるいは不満な人なのである。

大声で罵倒するから強そうに見えるが、心の底では劣等感に悩んでいる。
そして心の底の、そのまた底では人とつながりたい。

社会的つながりが自分の心の安定に必要である。
しかし、人を罵倒して騒いでいる人は、その社会的なつながりがない。

世の中には信じられないほど質の悪い人もいれば、信じられないほど
質のいい人もいる。

多くの場合嫌がらせをする人は、嫌がらせをしないではいられないのである。
いつも悪口を言う人は、悪口を言わないではいられないのである。
それが強迫性である。

依存症というとアルコール依存症とかギャンブル、薬物依存症とかばかり
考えるが、嫌がらせをする人は依存症的性格である。

いじわるをする人、人を誹謗中傷する人は、依存症的性格であることが多い。
そうしないではいられないのである。

その背後にある心理は、不安である。
敵意ある攻撃は不満や不安から逃れる方法である。
したがってなかなかやめられない。