弱い自分だと覚悟を決めることで力は発揮できる

燃え尽きる人は弱点を隠して緊張してエネルギーを消耗する。
燃え尽きる人は自分が嫌いな人に対してさえ自分の弱点を隠す。

そして素晴らしい人と思ってもらおうとする。
そして心身ともに消耗して燃え尽きていく。

嫌われるのが怖かったり、低く評価されることが怖くて、自分の弱点を隠す。
欠点を出すまい、出すまいと神経を使うことで、その人はますます弱くなる。

緊張してますます自分の弱さにとらわれる。そして本当に弱くなる。力を失う。
そしてますます自分の弱さを意識するようになる。悪循環である。

弱くてもその弱さにとらわれなければ、自分の本来の力を発揮できる。
しかし弱さを隠そうとすることで、本来の自分の力を発揮することができなくなる。

人間は多くの場合、自分が思っているより力を持っているものである。
しかし弱さを隠そうと身構えることで、自分本来の力が委縮してしまう。

身構えなければ発揮できる力を身構えることで失ってしまう。
強くなるためには、それを表現することなのである。

弱くてもいい、それが自分なのだと覚悟を決めることで、
本来の自分の力を発揮できる。

弱さを隠そうとすることで、怯えるようになる。
その怯えが、その人からその人本来の力を奪う。

弱点はそれを表現することで乗り越えることができる。
もちろんその人に向上心があることが前提である。

「私はこの時怖かった、臆病だった」と親しい人に言う事で、
自分の恐怖感を和らげることができるのである。

それを「俺は大物だ、怖いものなどない」と虚勢を張れば、
ますます臆病になる。