進む道が見えないから、過去に引きずられている

生きることに行きづまった人は、どこか価値観に歪みがある。
自分を追い込んだ価値観を、どのように身につけてしまったかということである。

その源を探っていく。それこそが自分探しの旅である。
なんで学歴を欲しがるのか。

今食べられているのに、なんでこんなにお金が欲しいのかと考える。
そうして気がついていない自分に気がついていく。

意識領域を拡大し、価値観を修正する。
本当の自分が分かれば、必ずこの世の中で自分が果たす役割が見つかる。

自分がなぜ生まれてきたのかが分かる。自分の使命が分かる。
そうしたら、他人が自分をどう見ているかなどということには悩まなくなる。
人が自分をどう見ているか気になって仕方ないのは、自分の人生の
目的が定まってないからである。

自分が分かり、目的が定まれば、みんなから羨ましがられる仕事に
就きたいとか、所得を最も重視した仕事に就くとか、そういうことがなくなる。

また人間関係でも自分にふさわしい人も見つかる。
自分が誰と付き合ったらいいのかも分かってくる。

付き合う人を間違えなければ、幸せは少しずつ訪れてくれる。
自分に相応しい目的が分かれば、悔しい人達とも別れられる。

悔しい人達を心の中で断ち切れる。
これから進む道が見えないから、過去に引きずられている。

春が少しずつ訪れてくるように、幸せも少しずつ訪れてくれる。
苦しんでいる今は、冬の季節なのである。

要するに意識領域を拡大し、自分の持っている種々の目標を
再構成していけば、本当に自分にふさわしい生き方が見つかる。

現実の世の中で、自分の居場所が見つかる。