自分以外に関心がない
今の世の中には、自分以外のことに関心がない人が多い。
自分だけが好きな人が多い。
したがって、自分以外のことに無関心だから、自分の話題以外のときには無口になる。
しかし、自分のことが話題になれば途端に雄弁になる。
自分が関心のあることとは、自分のことである。
自分にかかわりがないことには関心が持てない。
したがって、会社の会議に出席していても、表向き関心があるように発言などするが、
本当は関心がない。
会議が終われば、その時間は空白の時間である。何もなかった。
もっと言えば、過去は空白の時間がほとんどである。
でも関心のあるフリをしているから疲れている。
相手が「焼肉が好きだ」と言っても聞いていない。
相手が「中華料理が好きだ」と言っても、それを聞いていない。
一度それを言っても、それを記憶していない。何度でも聞く。
何回会っても先に話したことを忘れている。
相手が何を好きであるかということに関心がないからである。
人のことに関心がないから、何を聞いても聞いていない。覚えていない。
しかし、自分が焼肉が好きか、中華料理が好きかということは重大事である。
これを相手が忘れると怒る。だから、付き合いは続かない。
人を愛せない人である。相手に関心がないから愛せない。
相手を愛することにエネルギーがいかない。
自分をよく見せることだけにエネルギーが向かう。