心地よい言葉の繰り返しで心のエネルギーは生まれる
子供をうまく誉める秘訣は、「真剣さ」と「繰り返し」
これで子供はエネルギーが湧き、志のある子に成長していく。
問題のある子供がいた。家庭では手に負えなくなっている。
その子供が先生と部屋で遊んでいる。
その子はバスの運転手。先生はバス停でバスを待っているお客さん。
バス停で待っている先生が「まだ来ないなー」と時計を見ながら困ったように言う。
そう言うと、運転手のその子は喜ぶ。
先生は何度も何度も「まだ来ないなー」と言う。
運転手気分のその子は「まだ来ないなー」を何回も言ってもらいたい。
それを聞くことでその子は自分の重要性を感じるのだろう。
その子はその言葉に心地よさそうに、満足している。
大切なのはその心地よい言葉の繰り返しである。
子供に大切なのは繰り返し。誉めることも、同じことを何度も繰り返す。
同じことを何度も何度も繰り返し、誉めてあげること。
この心地よさで、子供はエネルギ-が湧く。
その子供は翌日も同じ運転手遊びをしたがる。
その子供は待たせることが嬉しい。そこに自分の力を感じるのだろう。