ただそれだけであなたの世界は開けてくる

小さい頃の自分の夢を朽ち果てさせてしまう人がいる。
それは失敗を失敗と考えてしまう人である。

失敗を悪いことと見ている人である。
失敗に対する対処のしかたで、失敗は成功への一里塚ともなれば、泥沼にもなる。

失敗するとすぐに失望して夢を諦める人は、失敗に対する対処を間違えた人である。
事態は対処の仕方で変わるということを忘れてはならない。

「あの失敗があったからこそ、この成功があった」というように
失敗から学ぶ人は夢を持ち続ける。

夢は失敗によって朽ち果てるのではない。
夢はその人の失敗に対する対処の仕方で朽ち果てるのである。

失恋してもふられても、「あー、よかった」と思う人が、幸せな人生を送れる。

「なぜふられたか」がわかるからである。
そのため、もっと大切な結婚相手のときにこの失敗を繰り返さなくてすんだことになるからである。
しかしふられたときに「なぜふられたか」を反省しない人は、失恋に対する対処を間違えた人である。

こういう人は失敗を失敗にしてしまう。
さらに、最後の成功を手に入れるために大切なことは、「他人を見ない」ということである。

カメはなぜウサギと競争して山の上に行けたか。
ウサギを見ないで頂上しか見ていなかったからである。

カメがウサギを見たら「勝てっこない」と思う。
しかし「ウサギを見ないカメ」はウサギと競争して山の上まで行ける。

他人を見ないで自分の夢を見ること。
これも自分に与えられた状況に対する対処の仕方で物事は違ってくるという例である。

同じ状況でウサギを見て、自分にはできないと諦める人もいる。
問題は状況よりもその状況に対する対処の仕方である。