子供に素直な感情表現を許すことが大切である
子供をどう教育したらいいのか、ということに迷っている親は多い。
子供の何が大切かが分からなくなっている親が多い。そこで「この子の幸せは勉強」となってしまう。
今の親は、子供がかわいいということの意味が分からなくなっている。
そして子供をどう教育していいか分からなくなっている。だから、一生懸命努力するわりには、子育てに失敗する。
大切なことは、親が自分の子供の教育の目的を、自分の中でハッキリさせることである。
子育ての目的は、子供たちに、自分の人生の目的を分からせる、
自分の望みをハッキリさせることである。
子供たちに、自分が何がしたいかを分からせることが教育の目的である。
言葉を換えて言えば、子供たちを、自分の人生を愛することができる
人間にすることが教育の目的である。
そのためには、子供に素直な感情表現を許すことが大切である。
そして子供は、こういうことをしていいんだよというように、子供の生活の自由な領域を与えることである。
この教育をきちんとすることで、自由の意味のはき違えをなくすことができる。
また今の家庭は、女子教育をないがしろにしたことで、
女性が出産、育児という大事業に耐えられなくなりだした。
やるべきことをしないで口ばかり達者になった。
女の子には、女の特質である母なる大地、精神力の強さを教えることを忘れてはならない。
これは育児において、男の役割を否定するものではない。
男女同権とは男と女が仲良く暮すということである。
男女同権とは男女が同じことをするというように、はき違えている人が多い。
わが子の教育の目的は、「この子の幸せは勉強」ではなく、
「この子に自分の人生の目的を分からせる」ことなのである。
それができれば、子供に財産など残す必要はない。