素直になれないのは素直になれない理由がある

「お前のため、世界のため」という前に、自分が楽しく生きてみる。
無理して生きている人にもっとも難しいのは「楽しく生きる」ということである。

自分で自分を憎んでしまった者は、楽しむ能力を失っている。
人を口汚く非難する前に、自分の部屋に自分の好きなものを並べてみようとする。

すると自分には好きなものがないと気がつく。
自己憎悪でなく、自己受容した人の理想の自我像が、本当の理想の自我像である。

自己受容した人は、理想の自我像実現の努力をしていても、無理がない。
無理して辛くなって人を批判する前に、正義を唱える前に、
本当の自分に気がついて、自分の生き方を変えてみる。

何事においても「~すべき」という考えが強い人が
「私は偉そうなことを言っているが、本当は欲求不満の塊で、
皆にチヤホヤされたいだけなんだ」と素直に言える友人がいれば、救われる。

悩んでいる人にとって大切なのは、自分にも人にも素直になることである。
素直になれないのは、素直になれない理由がある。

素直になれないと人を責めたり、自分を責めたりするのではなく、
「素直になろう」と強く思うことが大切である。