病んでる者同士は惹きつけ合う
神経症の男と女は、お互いに求め合って一緒になる。
決して、偶然から一緒になったのではない。
神経症でない男は、神経症の女を選ばない。
神経症でない女は、神経症の男を選ばない。
恋人になる場合も偶然ではなく、お互いに求め合って一緒になっている。
今までの人間関係は決して偶然ではなく、自分が求めてできた関係であると
いうことを認めるのは辛いことである。
あんな酷い女と恋愛関係になってしまった自分は、酷い男だったのだと
認めることは辛いことである。
しかしそれを認めないと、新しい出発はない。
とにかく調子の良い人ではなく、誠実な人を探すこと。
心理的に病んだ男性に惹かれた女性は、惹かれた女性のほうも心理的に
病んでいたのである。病んでいるところに惹かれたのである。
偶然とか運とかいうことに逃げてはいけない。
「たまたまそうなった」と解釈している限り、新しい人生は拓けない。
責任回避をしてると、自分は救いようがないと思ってしまう。
そしてあきらめの境地に入ってしまう。