他人と比較されて育ったことの恐ろしい結果

人間関係において、人は色々な勘違いをする。
その一つとして、絶えず自分は他人から比較されて見られていると勘違いして思い込むことがある。

相手が自分を自分として見ているのに、他の誰かと自分を比較して見ていると思い込む。
例えば男として自信のない男性は、恋人が自分を他の男性と比較して見ていると思い込む。

そこで、他の男性より自分の方が優れていないと相手から見捨てられるという不安を持つ。
優れた男性のことが話題になるだけで不安になる。いつも気が張っている。
そして自分が男性としていかに優れているかを証明しようとする。

恐らくそのように、いつも自分が他の人と比較されているという恐怖に悩まされている人は、
幼い頃いつも親から兄弟姉妹や親戚の子と比較されているのだるう。
幼い頃から他人と比較されて育ったことの恐ろしい結果である。

そのような人は、おそらく本当に人を愛したこともなく、また愛されたこともないのではないだろうか。
自己蔑視してしまった人は、人と競争しても負けても自分に価値があるのだということが
どうしても理解できない。

自己蔑視してしまった人は、人より劣っていても自分には価値があるのだということが理解できない。