何をするのも億劫になる
憂鬱とか不機嫌は、ずるく立ち回ったことの結果として表れる感情である。
怠惰や自己実現をしない生き方の結果である。
自分自身を裏切った生き方をしていると、結果として憂鬱に
苦しめられるのはもちろんであるが、親しい人を裏切った生き方を
していても最後には憂鬱に苦しめられる。
憂鬱はどこかで人のものを取ったりした卑怯な生き方の結果であろう。
人から何でも取るということは、結果として何でもかんでも
取られてしまうことになる。
何でもかんでもというのは、例えば、気力である。爽やかな気分である。
自分への誇りである。
自己実現していないと、いっとき気が晴れていても、すぐに気が重くなる。
憂鬱になる。イライラする。
本来、自分がするべきことをしないでいると、自分でも訳の分からない
憂鬱な気持ちに支配される。原因不明で不愉快になる。
すぐに怒る。気持ちが不安定になる。
親のお金で女の子に高価なものをプレゼントする。高級ホテルに泊まる。
そうしているうちに、まともな生活をするのが辛くなってくる。
憂鬱とは、それまでの人生の「ツケ」なのである。
自己実現して生きてこなかった「ツケ」である。
人は額に汗して正直に働かなければ、気分的に愉快には生きられない。
気分爽快でいたければインチキをしないことである。
ずるく立ち回らないことである。
人をごまかさないことも大切だが、それよりも大切だが、