相手には期待してはいけないことがある

あっちでもこっちでもトラブルを起こす人がいる。
そういう人には能動的なエネルギーがない。
怒りと憎しみしかない。自分の人生に適切な目標がない。

なぜトラブルは起きるのか?
もし「魚に泳ぐことを期待し、猿に木登りを期待」することができれば、
すべてのことはうまくいく。

相手に期待すべきものを期待することで、お互いに幸せになれる。
そうしてこそ相手からベストを引き出せる。

会社は順調に回転し、従業員も幸福になれる。
子供はすくすくと成長し、親も子も幸福になれる。

しかし、もし逆に「猿に泳ぐことを期待し、魚に木登りを期待」すれば
すべてはまずくいく。

期待すべきでないものを期待することでお互いに不幸せになる。
「相手に期待すべきものを期待する」そして
「相手に期待してはいけないことをあきらめる」

それをあきらめきれないから、社員も社長も努力しながらも会社は倒産し、
親は子供のために働きつつ、親子は憎み合う。

相手の特性、考え方、感じ方、過去からの積み重ねとして
出来あがった性格を知れば、相手には期待してはいけないことがある。

難しいことではあるが、相手の身になって考えれば、
その人に何を期待し、何を期待してはいけないか、が分かる。

人は、相手の立場にたって考えないために、その人に期待することが
おかしいことを期待する。