復讐心で愛を説く

苛める人、脅す人は根底に憎しみがある。
その憎しみを消すために同義を説く。

人を苛める人、脅す人は弱い人にある意味で甘えている。
苛めることで自分の心を癒しているのである。

マイナスの甘えとでも言ったらいいのかもしれない。
「お前はそんなに冷たい人間なのか」と愛を説いて苛める。

苛めることで、心を癒す。
自分の不満を、愛という一般化した言い方で言っているに過ぎない。
要するに、「私にこうして欲しい」ということを別の言い方で
言っているのである。

色々と立派なお説教をして苛める人は、相手を諭しているわけではない。
自分の感情を晴らしているのである。

なかには、「苛めをやめましょう」と言って、苛めた人を苛める人もいる。
立派なことを言う人は、常に注意をしなければならない。

苛める人の気持ちに理解を示す人のほうが、つまり立派でないことを
言う人のほうが、実際の行動では人を苛めていないということもある。

色々と立派なお説教をして苛める人は、相手を諭しているわけではなく、
自分の感情をぶつけているに過ぎない。

だから普通ならお説教されたほうが怒る。
愛情からお説教をしているわけではないのだから。

そこで、苛める意味でお説教をする人は相手を選ぶ。
グズグズといつまでも立派なことを言って絡んで苛める人は、相手を選ぶ。

お説教をされて怒る人には立派なお説教はしない。
自分に反撃してくる人は苛めない。