脅されて育った人はいつも恐怖感がある

子供が言うことを聞かないので、母親はどうしてよいか分からない。
そこで、子供を脅す。

家出するとか、子供をよそにやると言って脅かす。
「ママは出て行く」という母親は子供を脅している。

そうして脅かされた子供はいつも不安感がある。
このような制裁や脅しが反復的に用いられるとき、
あるいは時折であっても強度に用いられるとき。
それらは人格の形成の発達に不幸な影響を及ぼすといわれる。

このような脅しは棄てられるかもしれないという
個人の恐怖を非常に増大させるだけでなく、
他の事態に対する恐怖反応の敏感性を著しく増大させるともいわれる。

要するに子供は親から脅されることで、自分は嫌われるのではないかという
恐怖感を増大させる。

嫌われるのが怖い人は、幼い頃いつも親から脅されていたのではないか。
幼い頃からのことを考えてみることである。

そしてこの脅しで言われなき恐怖感を心の中に増大させた。
したがって嫌われるのが怖いという恐怖感には
何の理由もないのだと、恐怖感が消えるまで自分に言い聞かせることである。