一所懸命していても子供は不満である

人間関係で不満になる人は、たいてい相手を見ていない。
例えば「俺はあいつのためにこんなにしてあげたのに、彼はひどい」
と不満になっている。

しかしそれはその人が相手を見て、相手の要求にそって何かを
してあげていないからである。

人間関係で不満になる人は、人が何かを頼んできた時に、
「この人の言うことは危ないな。少し様子を見てみよう」
と思っていない。

あるいは「この人は何を求めているのだろうか、
何を欲しているのだろうか、何をしてあげたら喜ぶのだろうか」
と考えていない。

ただやたらに自分のできることをしてあげて、
恩を売って歩いているのである。

その恩を買わないと言っては不満になっているだけである。
相手からすれば、ありがた迷惑なこともあったかもしれない。

してほしくないことをして恩を売られているかもしれない。
人との関係では何よりも相手をみることを忘れてはいけない。

親と子供も同じである。
子供を見ていない親は一生懸命しているが、子供は不満である。