怒りの感情を出すことは大切である
本当の自分で生きることが望ましいという時に、ありのままの自分でいいと
いうように誤解されることがある。
自分のマイナスの感情を吐き出すことと、自分を磨くことの二つのバランスがとれて
人は充実して生きていかれる。
ありのままの自分でいいというのはその通りであるが、それは自分を磨くということと
相補って意味がある。その視点がないと生きる事が虚しくなり、人生に意味と価値を見失う。
確かにありのままの自分でいいということは大切なことである。
例えば子供に恐怖をしゃべらせてしまうことは大切である。こもるからより怖くなる。
そしてひきこもる。
大人でも恐怖や怒りの感情を出してしまうことは大切である。
長い間、怒りの感情を出せないからうつ病になったりもする。
ただ、ありのままの自分でいいというだけでは時に単なる我がままを許容することになり、
生きる基準を見失い、ますます自分で自分が分からなくなる。
ありのままの自分でいいということが許される人は、小さい頃から人間関係の中で
苦しめられて生きてきた人達、いつも責められてきた人達である。