心の問題を解決するために相手にかかわっている

相手が好きで恋愛関係になったときには、終わるときにも
混乱のない終わり方をする。

もちろん男と女の関係が終わるのだから、それなりの混乱はあるかもしれない。
しかしとにかく刃傷沙汰になるようなことはない。

自然な終わり方である。
自然な終わり方にならないときには、はじまりに問題がある。

お互いに相手が好きではじまっていない。
お互いに何らかの心の問題を抱えている。

そしてその自分の心の問題を解決するために相手とかかわっている。
自分の心の問題を解決するためにかかわって、その問題が解決しなければ
それは不満になる。

心の葛藤は人間関係を通して表れる。
その人の心の葛藤は恋愛関係を通して表れる。

だから恋愛がうまくいくはずがない。
例えば劣等感や憎しみが恋の原因である。

劣等感や憎しみを解決するためのものが、恋愛である。
相手を好きで恋愛になっているのではない。

そして劣等感や憎しみは、その人の性格特性であるから、そう簡単には解決しない。
本当に好きではじまった恋愛であれば、劣等感や憎しみも解決に向かうかも
しれないが、そうでない場合には引き続きその人の性格特性は維持発展する。