自ら喜んで努力しようとしている

力になってあげたい人と、「いやだなー」と思う人がいる。

助ける義務があるわけではないが、何か力になって
あげたくなる人というのは、自分の力に頼って必死で生きている人である。
物欲しげな態度がない。

逆に助ける気にならない人とは、甘えた人である。
自分の力で何かをしようとしないで、まず人の力に頼ろうとする。

人が何かをしてくれることを期待する。
そして人が自分のことを特別に扱ってくれないと恨む。

こういう人は、こちらが何か力になってあげようと思っていても、
何となく不愉快な気持ちになる。

その甘えた態度を出されると「さっー」とこちらの気持ちが冷めていく。
自分の力で生きようとしないで、何かしてもらうことばかり期待する人は、
人から助けられている人を見て「あいつは運がいい」と思うかもしれない。

そして逆に、周囲から何も助けてもらえない自分のことを
「俺は運が悪い」と思うかもしれない。

しかし、そうして人を恨む人は、運のいい人と運の悪い自分の生きる姿勢の
違いには気がつかない。

両者の生きる姿勢の違いが幸運と不運とを分けたとは思っていない。
運のいい人は運がよくなるように生きている。