いらないものはどんどん捨てる
関心がないのに、関心があるふりをするからうつになる。
職場では、いかにも相手に関心があるようなふりをしている。
ブスッとしていたいのにニコニコする。
そのうちに悲しいとか嬉しいとかがなくなってくるから、心地よく生きることができなくなってくる。
執着性格の人は、好き嫌いがないから物事を深く見ない。だからずるい人を見抜けない。
まわりのずるい人は、そうした執着性格の人を利用している。
そして執着性格の人は人生を失敗する。
執着性格の人は、お世辞を言われて、拾ってはいけないものを拾ってしまう。
そのうえ拾ったものを捨てられない。
執着性格の人は付き合ってはいけない人と付き合い、さらに、
その人と別れることさえできない。
残りの人生をたくましく生きるために、まず捨てる練習をする。
嫌いなものは捨てる。気になるものは捨てる。
大きなものを捨てようとしても捨てられない。
そこにあると思いたいから。だから小さなものを捨てることから始める。
まず紙切れでもいいからイヤなものは捨てる。
そうして部屋のいらないものをどんどん捨てていけばいい。
そのときに「これは嫌いだから捨てる」と意識して捨てる。
そうしてだんだんと好きと嫌いの感覚を養う。
そうしたら、自分の身のまわりに嫌いなものがいっぱいあることに
気がついてくるだろう。そして好きなものしか身近に置かないようにする。
執着性格の人は、いま生きていることが辛い。とにかく不幸なのである。
しかし、自分は不幸だとは認められない。
そして他人に見せる自分のことばかり考えている。
見せるために、何かをためることを考えていて、ためたものを使う能力がない。