大切にされなかったから好かれたい
人が燃え尽きるのは、努力が報われないからである。
生きることが楽しくなく、辛いだけだからである。
仕事がハードでも、仕事が面白ければ燃え尽きない。
家族や会社を愛していれば、人は燃え尽きない。
燃え尽きる人は、仕事が嫌いだった。そして周囲の人も嫌いだった。
しかし、それを認めていない。仕事が好きなふりをしてしまった。
周囲の人を好きなふりをしてしまった。そして、仕事熱心な自分を演じてしまった。
暖かい心の持ち主を演じてしまった。この自分を偽る努力は報われない。
それは、辛い努力で消耗するだけである。
燃え尽きる人は、嫌いな人から逃げようとしても、逃げられない。
それは、自分が周囲の人を嫌いだと認めないからである。
人がなぜそんな報われない努力をするのかは、十分に愛されて育った人にはなかなか理解できない。
自分を愛してくれるおばあちゃんや母親に育てられた人には分からない。
自分を愛してくれる母親やおばあちゃんに育てられた人は、常に努力は報われている。
それは、好きな母親に気に入られるための努力だからである。
自分を愛してくれる母親や父親に育てられた人は、自分を偽るような愚かな努力はしない。
燃え尽きる人は、嫌いな人にさえ愛されたいのである。
大切にされなかったから好かれたいのである。
だから無理をしてしまうのである。だから自分の本質を曲げてしまうのである。