人はトラブルに対処することで大きく成長する
愛情飢餓感が強ければ強いほど、物事が自分の思った通りにいかないと不満になる。
愛情飢餓感が強い人が、傷つかないためには、「こうしたい」と
欲するように皆が賛成して動くことが必要である。
しかし現実の世の中で皆が自分の思うように動かないから、傷つく。
どのくらい傷つくかは、どのくらいその人の愛情飢餓感が深刻かに正比例する。
依存していれば依存しているほど、その依存している人を
自分の望むように動かそうとする。それは愛情飢餓感の特徴である。
愛情飢餓感が強ければ、それだけ人が自分の思うように動いて欲しいし、
動いてくれなければ傷つく。そこで怒り、敵意を持つ。
人は、自分が心理的に依存している人に敵意を持つ。
その依存と敵意と言われる矛盾した心理も愛情飢餓感の一つの症状である。
相手に依存しているから、相手が自分の思うように動いてもらいたい。
しかし現実には思うように動いてくれないから、傷ついて相手に敵意を持ってしまう。
助けてくれと頼んだ人から、助けてもらえない。
その時に傷ついて相手に対して憎しみが出る。
そしてそれは最後に無力感をもたらす。
そういう人は恋愛をしても、すぐに上手くいかなくなってしまう。
それは愛情飢餓感から依存と敵意を持ち、依存する恋人に敵意を
持つようになってしまうからである。
依存をしていれば要求は多い。要求が多ければ、それが通らなくて
傷つく場合も多い。
自分で解決しようとするのではなく、人に頼って解決しようとするから、
解決できない時に憎しみが生まれ、最後には絶望感と無力感が生じるのである。
物事を解決しようとすれば、依存心があっては無理である。