不安な人は人間関係が悪い
孤独は不安の主な原因であろう。孤独な人は心に葛藤を持ちやすいからである。
あることに不安になるかならないかは、その人が孤独であるかどうかによってかなり決まるところがある。
若い時に孤独な人は心の葛藤をなかなか解決できない。その心の葛藤が不安な緊張となって表れる。
見ていると、不安な人は付き合う人が悪い。おべんちゃらを言うと、つけあがる人がいる。
よくすればよくするほど、つけあがる人がいる。そういう人と付き合うとロクなことがない。
ところが不安な人は、そういうロクでもない人と付き合っている。
付き合っていても心の底で孤独なことには変わりがない。
いつも心配事を言う人。「イヤだなー」といつも言う人。皮肉を言う人。
悪口を言う人。不満な人。言い訳ばかりする人。
すいません、すいませんと言いながら譲らないずうずうしい人。
こういう類の人と一年間付き合っていたら心身ともに消耗しきる。
会っても毎回、毎回、その話。心底疲れる。生きるのがイヤになる。
人を生かすも殺すも人間関係。不安な人はその人間関係が悪い。
いい人に囲まれているかどうかで幸せは決まる。
黙って受け入れてくれる人、辛い事が分かってくれる人、そういう温かい人に囲まれていれば幸せである。
頼れる強い人と接していれば幸せである。
自分が辛い時に言葉をかけてくれる人、辛い時に救ってくれる人、
そういう思いやりの人と生きていければ幸せである。
不安な人は、ロクな人に囲まれていない。