やさしい思いやり
心の傷をいやすのは、人に対するやさしい思いやりである。
人に対する思いやりは、自分に対しての思いやりでもある。
悩みが深い人は他人に対して思いやりを持つことができない。自分の言動で自分が傷ついていく。
人の幸せを願えないばかりか、人の不幸を喜ぶようになる。
自分が幸せになることより、人が不幸になることが大切になる。
悩みが深い人は全く関係ない第三者とでも競うようになる。
利害関係のない争う必要のない人とも張り合うようになる。
心が休まる暇がない。
争ったり、張り合ったりするのは自分に自信がないからである。
争ったり、張り合ったりすることでますます自分が傷ついてゆく。
相手に見下されるのではないかという恐怖心が争ったり、張り合ったりさせる原動力となっている。
相手に勝つことで優越感を得ようとする。
不安を解消するのは、優越感が必要だと考えるからである。
悩みが深い人は、絡む必要のない人に絡んでいき、自ら悩みを大きくしている。
人に対する優しさが持てた時、悩みは自然に萎んでいく。